社長と秘密の生活


「おい、座らないのか?」

「えっ!?」

「お腹すいてんだろ?」


……どうしよう。

う~ん………ダメだ。

お腹が空き過ぎて思考回路が停止してる。

とりあえずは、お腹を満たしてからだよね?

私は今にも鳴りそうなお腹を心配して、素早く座った。


「あの……」

「いいから、とりあえず食べろ。」


彼は私を気にせず、食べ始めた。


“腹が減っては戦は出来ない”って、言うもんね?

まずはこの空腹を何とかしないと今にも鳴り出しそうだし…

私は用意された食事を有難く頂くことにした。


「いただきます……」

「………」


彼は無言で食べてる。

うっ……気まずいけど、仕方ない!

戴こう!!


私はお箸に手を付けた。


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