社長と秘密の生活
翌朝、祖父母と一緒に朝食を。
驚くことに、
杏花と祖父母は知り合いだったらしい。
料理教室をきっかけに、
杏花を警護していたらしい。
と言っても、表立って動くと危険な為、
いつも陰から見守る程度だったらしいが。
だから今回、拉致されてすぐに
杏花を救出出来たらしい。
さすが、一条の会長なだけある。
清二叔父さんの怪しげな行動に
注意していた矢先だったらしい。
今後のことは会長が
“俺に任せてくれ”と言うので、
仕方なく、任せることにした。
俺にとっては、
杏花が無事なら何でも良い。
それ以外、望むモノは何もない。