社長と秘密の生活


本宅へ到着すると、

小夜さんが玄関先で出迎えてくれた。


「杏花さん、急いで!!」

「はい!!」


私は駆け足でいつもの奥座敷へ。


「杏花さん、服を…」

「はい」


私は慌てて服を脱ぐ。

手渡された手触りの良いガウンを羽織り、

用意された小椅子に座る。


「じゃあ、お願いね。とびきり綺麗に仕上げてちょうだい!!」

「はい、承知致しました」


専属の使用人の方が小夜さんに会釈を。


すると、


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