社長と秘密の生活
カチャッ。
静かにドアを開けると…
杏花はまだベッドで寝ていた。
俺はそっと杏花の隣に横に潜り込んだ。
ベッドが少し軋んだがぐっすり寝ている。
彼女は意外と熟睡タイプらしい。
「かわいい寝顔だなぁ……」
ノーメイクの彼女は少し幼く感じだが、
白い肌はキメが細かく、小さな唇は淡い桜色をしていた。
俺は前髪をそっと横に流し、
おでこ、頬、鼻の頭、小さな唇とそっと指先で触れる。
彼女の肌はモチモチしていて、とても柔らかい。
初めてかも………。
こんな風に寝てる女の顔を触るの。
彼女が微かに寝息を立てている姿を暫く見つめていた。