社長と秘密の生活
今日は挙式の為に朝一番で来てくれた。
けれど半年も前からの予約が入っているらしく、
食事が終われば、すぐさま飛行機で帰るらしい。
5人で昼食を取り、
両親は会長が用意してくれた車で
忙しく、空港へとその場を後にした。
「では、私たちも参りましょうか?」
「えっ?」
小夜さんに腕を掴まれ、
有無を言わさず、車へ乗せられた。
「あの、これからどちらに?」
「杏花さんに会わせたい人達がいるの」
「会わせたい人?」
「えぇ」
小夜さんは意味ありげに含み笑いを。
一体、何だろう?
すると、