社長と秘密の生活


無理だよう……無理に決まってる。

そんな急に連れて行かれても、

所詮、一般人の私が

急にはセレブマダムになれる訳が無い。


スゴイ所に連れて行かれても、

私、何も出来ないですよ?


私は緊張のあまり、

手をギュッと握って生唾を飲み込む。


小夜さんはニコニコと満面の笑顔。

昇さんは“楽しみだなぁ”とはしゃいでる。


要ぇ~~~!!

助けてぇ―――――!!

私は一体どうしたらいいの?!


にこやかな会長夫妻とは裏腹に苦笑いしか出来ない私。

かなりの温度差が……。


すると、


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