社長と秘密の生活
―――んッ!?
ここって………。
車が止まった先は一条本宅。
えっ?!
ここに会わせたい人がいるのかしら?
私は不思議に思いながらも
小夜さんに連れられ、今朝と同じ奥座敷へ。
そこには今朝と同じ着付けをしてくれた人がいた。
「では、宜しくお願いね?」
「はい。承知致しました」
その女性は小夜さんに会釈。
「杏花様、こちらにお掛け下さい」
「へっ?」
振り返ると今朝と同じ小椅子が。
一体、何が……どうなってるの??