社長と秘密の生活


私が隣りの要の顔を見上げていると、

部屋の中から音楽が流れて来た。


すると、

要はフッと顔を緩ませ

組んでいる私の腕を引き寄せた。


――――何??

一体、ここで何が始まるの?!

私は頭の中に“?”が浮かんだ。


その時――――、


要は小さな声で

 『 行くぞ?! 』

……と、呟いた。




そして―――――。


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