社長と秘密の生活
女遊びはしてても、
特定の女性は作らないイケメン社長。
その彼がいつの間にか
私みたいなショボイ庶民と結婚してるんだもん。
そりゃあ、悲鳴もあげたくなるよね。
女子社員の横を通る度、胸が重い。
「杏花、どうした?具合悪いのか?」
「ううん、平気。女子の視線が熱いね?」
「はぁ?それ言うなら、男子社員の間違いだろ」
「え?」
……どこが?
別に男性の視線なんて熱くないよ。
要ってば、何を思って言ってるんだか。
その後、要のリードもあって披露宴を満喫した。