社長と秘密の生活


朝食後は身支度を済ませ、旅行ケースを手にしてエレベーターへ。

彼女のアパートに取りに行こうかと思っていたが、杏花はパスポートを所持していた。

少し時間にゆとりが出来たな。

そんな事を考えていたら、


「あの、社長?私、荷物用意して無いですよ?」

「大丈夫だ。用意してあるし、欲しい物があれば買ってやる」

「けど、社長……」

「社長じゃない。要だ。杏花は旦那の事を社長って呼ぶつもりか?」

「えっ?だって、いきなり名前だなんて……」

「俺は杏花って言ってるぞ?ほら…」

「…かっ……なめ…さんッ/////」


杏花は照れくさいのか、顔を赤くした。

エレベーターの中は2人きり。

勿論、専用エレベーターだから他の者は入って来れないが…。

この蜜箱の中に…今は2人きり。

俺は俯く彼女を斜め上から見下ろしていた。

事前に俺が用意したブルーのワンピースを着た彼女の胸元は、

胸を強調したデザインになっているらしく、

彼女の胸が益々大きく見える。

はぁ………。

俺、やっぱ欲求不満かも……。


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