社長と秘密の生活
「なっ!?そんなことって…。私にとっては重要よ!!」
「フタを開けたら、分かるってこともあるだろ」
「えっ?それって……?」
「まぁ、杏花が嫌がってるのに、泣かしてまで抱く気ねぇし。それに、俺の子を産んでくれる大事な女だ。好きでもねぇのに、子供を産ませる気はサラサラねぇよ。まぁ、男として目の前に色気たっぷりの女がいたら襲うと思うがな」
「なっ!?//////////」
「じゃあ、とりあえず今日はもう夜だし…夕食でも食いに行くか?」
杏花はかなり驚いているし、相当照れている。
顔は真っ赤に染め上げ、大きな瞳は潤んでる。
っつうか、言ってる俺も相当照れくさい。
ってか、今すぐ押し倒したくなる。
ヤバいだろ……その顔。
男に“襲って下さい”と言わんばかりに。
はぁ………。
たった今、無理には抱かない宣言をした手前、押し倒せねぇ―――!!
はぁ。
ここは気持ちの切り替えか?
俺は荷物整理をする杏花を部屋に残し、テラスに出た。
暫くして……
荷物整理している杏花をテラスに呼ぶ。
「杏花ぁ、ちょっといいかぁ?」