社長と秘密の生活


それに……最初は相当痛いって言うし。

まさか、最初っからガンガンしたりしないよね?


私は下着を手にしたまま、呆然としていた。


「杏花?どうした?気に入らなかったか?」

「えっ!?」


振り返ると、ガウン姿の要が立っていた。

まだ、しっとりと濡れてる髪が妙に色っぽい。

それに、ガウンの襟元から胸元が……

思わず見惚れてしまう。


私ったら何を考えてるの?

男の人が色っぽいだなんて…。


「…うぅん。そんなことないよ」

「ん?」

「こんなにあるけど、何泊するの?」

「7泊?」

「………」


………え?

な、なっ、7泊!?

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