社長と秘密の生活


頬を軽く叩いて、気合を入れる。

身体も髪も歯もOK ?

もちろん、顔も!!


私は下着の上にガウンを羽織り、

お尻と胸に意識して少し緩めに紐を結んだ。



――――ヨシ!!

決戦の時―――!!

いざ、出陣!!!


私はリビングに向かった。


決心したつもりだけど身体は素直で、

震える足では歩いてる感覚が殆ど無い。


ガウンの胸元をギュッと掴んで深呼吸。

意識はあるのに身体がいう事を利かない。


すると、落ち着いていた心臓が急に暴れ出す。

もう!!……どうしよう。


リビングにいる要の姿が見え、益々鼓動は早くなる。

ドクドクドクドクッ…

ガチガチな私を嫌になったりしないかな?

だって、今までは大人の女性ばかり相手にしてただろうし。


処女を相手にした事…あるのかな?


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