社長と秘密の生活


「お酒に変な薬入れた?」

「はぁ?入れるワケないだろ!?酔ってんのか?」

「う~~ん、わかんない。視界はしっかりしてるし、会話もちゃんと出来るけど。何だか身体がフワフワして…」

「酔ってるな……」


急に立ち上がった要が私の前に来た。


私は“酔ってないよ”と証明しようと、要の肩を掴んだ。


!!!!????

えっ!?


要がスローモーションのように近づいて来た。


えっ、えっ!?

な、なっ、何!?

要の髪が頬に掛かり…

彼の顔がすぐ目の前に……


えぇーっ!?

どうなってるの!?

彼の胸元が目の前に……



―――――すると、


身体がさっきより宙に浮いてる気が。

ん??

………要!?

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