社長と秘密の生活
私の心臓がドクドクッて煩くて…
ベッドが勝手に揺れてるんじゃない?
……って、気が気じゃない。
それくらい大きく鼓動している。
恥ずかしさと緊張で……
―――――もう限界!!
私は胸元で手を握りしめ…
ギュッと目を閉じた。
……顔は真っ赤だよね?
たぶん、プシューって湯気が出てると思う。
―――体中が熱い。
熱くて、熱くて………。
感覚が無くなるくらいジンジンしてる。
!!!???!!!
要の手が頬から首筋に下りて来た。
えっ!?
ちょ、ちょっと……待って……!!
更に彼の手は……
滑るように……
鎖骨へ……
!!??!!??
彼の吐息が頬で無く……
首筋に掛かった気がした。
今……どうなってるの?
要は何してる!?
彼のゆっくりな動きが、更に思考を麻痺させる。
彼の手は触れるか触れないかの際どい感じを保ちつつ…
段々と………胸元へ。