人間
約束場所に着くと、もちろんみんなは待っていた。
「遅い!」
百合絵が般若の如く私を睨んだ。
「…百合絵、まだ5分しかたって無いんだから…許してあげて。」
さつきはそうフォローしてくれた。
「…しょうがないわね。」
そういって百合絵は許してくれた。
「ごめんね、ありがとう。」
私はみんなにそういい、息を整えた。
「よし!じゃあ行こー!」
1番楽しみにしていた華織が先に動きだし、私達は華織の後を追った。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
K-POPやアイドル、歌手など各々自分の好きな歌を歌い、踊り、笑った。
とても楽しかった。
カラオケが終わるとさつきが行きたがったいた雑貨屋に行き、4人お揃いのハートのキーホルダーを買った。
プリも撮った。
プリの中の私達はみんな笑顔で、下の方には大きく【ずっと友達】というスタンプが貼られていた。
今までずっとこうだった。だからこの楽しい日常がずっと続くと思っていた。
でも、あんなことになるなんて…
誰も予想していなかった…。
きっとみんなの心には深く刻まれただろう。
だって…。