人間
そして、今まさに、私は新たないじめを受けていた。
「出して!!」
私は校舎裏にある物置に閉じ込められてしまった。
「ずっとそこに居ろ!」
アハハと言う笑い声が外から聞こえる。
どうしてこうなったのか…
私はいつも通りに帰ろうとしていた。
なのに…
「どこ行くんだよ。」
運悪く見つかってしまった。
「…帰る。」
そう言って歩く私の腕を引っ張り校舎裏に連れて来られた。
人気のないここは、いじめるには絶好の場所だった。
私はいつもと同じようにおもいっきり暴力を振るわれ、相手のストレスを取った後、ここに入れられて今に至る。
笑い声すら聞こえなくなってしまい、近くには誰もいない。と言われているようだった。