心まで抱いて・・・。
そして、気がつけば終電の時間となり、電車が駅に

到着しようとしていた。

すると、その時郁美が起こした行動とは・・。

「じゃあ、ありがとう。遅くまで付き合せてごめんね・・。」

「いいよ。俺も郁美と話せて楽しかった。じゃあ、明日2時位にまた連絡するから。」

「うん。待ってる・・・。じゃあね。」

「ああ、じゃあな・・。」

そう言いながら郁美は、電車に乗ろうとした時、修二の方を振り返り、修二にキスをした。

「いく・・!?」

郁美のあまりの大胆な行動にビックリした。

それもそのはず・・・。

ちゃんと話したのが今日なのにこんな展開になるとは

思っても見なかった。

すると・・・。

「郁美・・・。」

「ごめん・・。帰りたくなかった。修二とずっと話していたくて・・。そばにいたくて・・・。」

真っ赤な顔して俯く郁美。

「じゃあ、俺がそばにいてやる。来いよ・・・。」

「え?修二・・?」

郁美は、終電を乗り過ごして修二に手を引かれたまま

駅を後にした。
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