君とあたしの距離、50㍍。
  


その瞬間、ひなの瞳がまるで
光に照らされたようにキラキラ
輝き、あたしの手を掴んで胸の
あたりまで上げた。


「ッほんとだあ!よかったー、これで1年、幸せに過ごせるよー!」


あたしはそんな楽しそうなひなを
見てると自然に笑顔になった。


「よしッ、じゃー並ぶかあ!」


あたしたちはそのあと、校庭に
並んで、校長の話や担任紹介などの
話を聞いた。


 
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