幸
「いらっしゃいませ」
結局来てしまった。
「あぁーこっち。」
相手の代表みたいなひとが案内してくれるっぽい。
「・・・ゆ・・・な?」
ウソでしょ?
こんなのドラマじゃないんだから・・・。
そのひとは紛れもなく私の大好きな
「ひ・・・なた?」
「えっ?二人知り合い?じゃあうちら邪魔だよね先いってるねー。」
「あぁ、うん。」
ずっと会いたかった陽太がここにいるのに、いまはもう逃げたい。
「優奈・・・」
「あのね、約束わかったの!」
「ぇ?」
「私の幸せはきっと陽太といることだと思うの。」
「・・・」
答えは出た。