「でも、一緒にはいられない。」



「・・・」



「好きだからって一緒にいられるわけじゃない。だから、いままでありがと。」



「ちょ・・・」



「さよなら。・・・言いたかったんでしょ?あの時。」



もう迷わない。



「幸せになってね。」



きっと私の幸は陽太といること。



だけど、それは正しいことじゃない。



幸はそんなに簡単には手にはいらない。



でも、いままでいっぱい泣いたからきっとあとは笑って過ごせると思うから。



さよなら大好きだった人。
< 50 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop