君の目には…


遠い目をして言う彼女に俺は言葉をかけることが出来なかった


「俺達、いつからこんな関係になっちゃったんだろうな…」


「あの頃はまだ、人を愛することに慣れていなかったから」


「俺はお前を幸せにしてやりたかった。お前の笑顔が見たかった。お前の側に居たかった」


俺がそう言うと彼女が微かに笑った



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