君の目には…


待ち合わせの10分前に約束の場所に着くと、既に彼女は来ていた


その姿を見て、彼女も少しは今日のことを楽しみにしていてくれたのかなと、嬉しくなった


二人で並んで歩き始めると、あまりの人の多さに何度も彼女とはぐれそうになった


俺は、どさくさに紛れて彼女の手を繋いでみた


そっと彼女の方を見ると、頬がほんのり赤く染まっているように見えた


彼女を本当に愛しいと思った俺は、別れ際勝負に出た



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