《短》狼の中の狼Ⅱ


そう思うだけで、携帯を握りつぶしそうな程、拳に力が入った。


「……今からお前ん家行く。」

[えっ?]

「…待ってろよ。」


そう言うと、俺は家を飛び出した。

行き先はもちろん、真希の家。


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