三番街の天才ランナー



しばらくして、唯月が部屋に来た。



「あの…その…ホントにごめんなさい!」



唯月が床にこれでもかってくらい頭をつけて言った。



「唯月、顔上げろよ。お前はいつもにこにこ笑ってなよ。」



唯月はすこし涙ぐんで顔を上げた。



「ありがとう。」



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