三番街の天才ランナー



もうダメだ!



目を閉じた。



…?



地面に落ちない。



恐る恐る目を開けると自分の体は宙に浮いていた。



と言うより、縄で支えられていた。



上からおなじように自分の縄に吊されながら下りて来る先ほどの少年達がいた。



「だいじょうぶか?」



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