三番街の天才ランナー



少年はニヤッと笑って悪かったな、だいじょうぶか?ほんとに。



と、だけ言った。



「ま、いいや。とりあえず上にあがるか。」



少年が縄をぐっと引っ張ると縄が引き上げられはじめた。



ぐんぐん四番街の灯が遠くなっていく。



そしてまた、あの大穴に入った。




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