三番街の天才ランナー



その先の言葉はでてこなかった。



涙で目が潤んでいるうちに輝男は四人のヤンキーをのしていた。



「なんだ、桔梗。泣いてんのかよ、だらしねえな」



ははっといたずらっぽく輝男は笑った。



「ば、ばか…」



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