三番街の天才ランナー

みかん

※翔side※



響がいなくなって数日。



俺達はまたモチベーションの低下に悩まされている。



そんなことを考えながら溝市場を歩く。



ふと、一人の女の子が目に留まった。



同年代だと思うけど…



見てたらその子もこっちに気づいて駆け寄ってきた。



戸惑う俺をよそに元気よくその子は言う。



「どうしたの?」



首を傾げるその子に不覚にも顔が熱くなった。



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