三番街の天才ランナー



俺が半分固まってると、女の子は突然俺の手を掴んで引っ張った。



「ねー、はやくいこうよー」



俺顔真っ赤にちがいない。



しかも驚いて掴まれてた手、離しちゃったし。



終わった…



「手繋ぐの、嫌だった…?」



やばい!やばいぞこれは!



ちょっと上目遣いでしかも悲しげな表情!



俺は行くぞ!



「ごめん、大丈夫だよ」



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