三番街の天才ランナー



がたんごとんと電車は線路の上を消えていった。



「翔、いこっ」



またみかんは俺の手を引いて歩きはじめた。



海岸沿いの道をのんびり歩いた。



波の音が耳に響いた。



10分ほど歩いた。



岡の上に広がっていたのは…



一面に広がる大平原。



ところどころ廃墟の先端が顔を出している。



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