三番街の天才ランナー



先生はこれだけ言うと不機嫌さをまったく隠さず教室を出ていった。



なぜ不機嫌か?そんなことは言うまでもない。



翔が遅刻して来たからだ。



毎日のように翔は遅刻して来る。



「おい、翔。お前今日も銀怒らせてんな。」



銀は俺達の担任だ。



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