信じる

彼氏がほしかった。
でもウチにとって不良は
一生関わりのない人達だって
思ってたから
まさかこんなところで
そんな新鮮なタイプに
会えるなんて
思ってなかったから
ちょっと話してみたくなった。

ただ、
それだけの気持ちだった。



美和:「杏里、今電話する?」

杏里:「え?電話っ!?」

美和:「うん、ってゆーかしたいんだって。」

杏里:「まじですか。笑」


♪〜
ピッ

杏里:「…も、もしもし。」

幸樹:「もしもーし」

声に

杏里:「はじめまして。」

幸樹:「おぅ。」

やられた。

幸樹:「杏里ちゃんどこ住み?」

杏里:「東京です。」

幸樹:「です。って…」

杏里:「え?」

幸樹:「俺ら同期♪」

杏里:「あ、ごめん。」

幸樹:「まぁ、しょうがないけどさ。ってゆーか東京なんか…俺千葉だし(泣)」

杏里:「東京っていっても千葉よりなんだけどね(笑)」

幸樹:「お、まじ?遊べんじゃん♪」

杏里:(早速遊びの話?笑)

幸樹:「俺今から部活だからあとで美和にメアド聞くからメールしてい?」

杏里:「うん、待ってる。」





友達の友達。
ウチらはちょっと
不思議な出会いをしました。

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