パパはドクター

しばらくすると、呼吸も落ち着いてきた。

「空先生…ありがとう。もう大丈夫」

空先生は微笑むと、

「ビックリした。彼方先生は知ってるの?」

私は、首を横に振った。

「彼方のところに行ったんだけど、忙しそうで、言えなかった」

「俺、彼方先生に言ってこようか」

私は空先生を止めた

「私は、大丈夫」
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