不思議な出会い
出会い
4月中旬
何度、見たか分からない桜の木
いつもと変わらなかった
ただ1つの出来事を除いては....
「うっわーヤバい!絶対に遅刻なんだけど!!!
こうなったら…近道しかないよね.....」
(壁を乗り越えてっと…)
どさっ
(ん??)
「…痛い…」
「のわっ!なんでこんな所に人がいんの!?
....じゃなかった。
ごめんなさい!大丈夫ですか?」
「うぅ」
「!?」
(うわ!すっごい美形な男の子!
きっとモテるんだろうな…
ほんと綺麗な顔…)
「えっと…」
「あ!!
本当にすいませんでした!!
私、遅刻しそうなので失礼します!
ほんとごめんなさいーーーー!」
(また遅刻するわけにはいかないんだった!
急がなきゃね!)
............................................
「...急に来てすごい勢いで去って行ったな…」
(はじめて見る子じゃないな。
よく女の子がかっこいいって叫んでる。
男子とも仲が良いみたいだ。
よく一緒に話しているのを見たことがある。
でも…)
「俺…名前知らない。」
(聞いとけば良かった。
…あの子、間に合ったのかな?)
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