不思議な出会い
ーーバスケ部室ーー

「はぁ。疲れた...」

「よっ亜実!」

「健吾先輩」

「今日も調子良かったみてーだな」

「もちろんっ!
私に調子悪い日なんてありませんから!」

「おぉ、言うじゃねーか」

「もう絶対に1on1しても健吾先輩には負けませんよ」

「へえ〜?
亜実に負ける訳ないと思うんだけど?」

「今度やりましょう!!」

「おお、望むところだよ。
...で?俺と付き合う気になった?」

「もーまたですか!?
からかうのもいい加減にしてくださいよ!」

「亜実だけなんだよ、
付き合ってくれないの」

「付き合うとか
そーゆーの興味ないんですよ。
じゃあ、おさきっ.......」


ギュッ


「え?なに?」

「ただ抱きしめてるだけだけど?」

「あのですね!
からかうにも程がありますよ」

「………」
(やべぇ。ついやっちまった…
ごまかさねぇと…)

「これは....」

「なんですか?」

「いや、
こんなAカップもあるかないかの貧乳じゃあ男も出来ないよな……」

「もう大嫌いっ!
離れてください!!!」

「悪かったってー!な?」

「女子に言う言葉じゃないですね!
へんたーい!」

「おっま…」


ガラッ





< 10 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop