不思議な出会い
「よっ!!!!
お前ら朝から元気だなー」
「いや、どう見てもあんたの方が元気そうだけど?」
「うん。栞の言う通り」
「俺はいつでも元気だからな!」
「...そういえば私たちって今年で友達歴10年目よね?」
「あ!確かに!!!すごいね。なんだかんだ10年か」
「おい!無視かよっ!!」
ガラッ
「あ、鬼田きた!!」
「早く席つけ!!
転校生を紹介するぞ。
ほら、入れ」
「はい。
はじめまして。
北高から来ました。
佐久間巧です。
よろしく(ニコッ)」
「きゃーーーー///」
「イケメン!やばい!!」
「まるで王子みたいな笑顔ね。
いかにも裏がありそうって感じ。
ねぇ亜実もそう思わない?」
「んー?さぁ?
私にはよく分かんないな〜」
(あ、イケメンといえば......)
「そいや聞いてよ栞!
今日、遅刻しそうだったから塀を乗り越えてきたんだけど...」
「なに急に?ていうか、とうとう塀を...」
「もう女じゃないな。
まぁ女らしさの欠片もねぇけど。笑」
「ちょっと!翼うるさいよ!」
ーーーーーー
「ん?」
(後ろで話してる女子たち…)