恋日和
「葉さんの側に、居たいんです」

「え?」

「本当は彼女になりたいけど…側に居て話聞くだけで充分」

「葉月ちゃん」

優しく微笑んだ葉さんの手が、頬に触れた。

「笑いながら泣くなんて、器用だね」
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