恋日和
講義が終わると、文(フミ)くんが掲示板の前で皐を待ってた。

駆け寄る皐。

いいなぁ~

恋人同士ってカンジ。

「葉月ちゃん!駅前のコンビニ、バイト募集してたよ」

「マジで!!!!」

文くんの一言に、声が大きくなっちゃった。

「葉月!頑張れ」

走り出した私を、二人は仲良く手を繋いで見送ってくれた。

私は幸せオーラを背中に受けて、振り返らないまま手を振った。
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