恋日和
「お疲れ様でした」

葉さんのバイト最後の日。
オーナーと私は、揃って頭を下げた。

「気持ち悪いですよ〜!そんな深々と」

茶化す葉さんの笑顔は、ちょっと寂しそうだ。

「じゃぁ、行きますか」

名残惜しそうに、バックルームを出た。

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