恋日和
「・・す、すいません!・・・バイト、募集見たんですけど」

息を切らす私に驚きながら、レジの中に居た人が、案内してくれた。

息が整わないまま、バックルームへ。

「バイト、したいんです」

オーナーと呼ばれた人は30代前半で、爽やかそうな男性だった。

「とりあえず、座ってください」

笑いながら、麦茶を出してくれた。

ペットボトルそのままだけど。

「履歴書、ありますか?」

私は、このときをずっと待ってたから、常に履歴書携帯。

すかさず出した。

「一応、形式的になんだけどね」

言いながら、一通り目を通してる。

私は麦茶をイッキして、やっと落ち着いてきた。

「ここで、働きたいんです」
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