死神の邂逅
「自殺と変わりないな、もはや」
「おいおい、五十鈴ちゃんよぅ。あんまりつんけつんけしてっと、優しくしねえぜ。濡れる前にいきなりぶっこまれたいわけ?痛くても泣いても、腰動かすぞ、ああ、おい?」
「下品な男だな。優しくも何も、単にお前が弱かった話じゃないか」
「バカ言うなって。俺が強いからこうなったんだぜ?呪いは俺の得意分野なの、それこそどんな呪いも通用しない――消しちまえるほどに、俺は呪いに関しちゃエキスパートなんだよ。
その俺が今の状態(呪い)そのまんまにしておくのは、これが“ぜってぇ解けない呪い”だから。
最強の俺様の呪いだな。“どんな奴でも解けないように作ったから”、さすがは俺。ちっとも“解ける気がしねえよ”」