親友と私と幼馴染み
「おはようございます」
所々でおはよう〜、なんて声が聞こえる。
「早速ですが、今から学園祭の出し物を決めようと思います。誰か委員長になってくれる人は居ますか?」
クラスは静まる。
誰か、居ないのかなぁ?
そこに、1人の声が響いた。
「はい。俺と晴菜と彩月がします」
……はぃ?楓、さん…?
何故私まで巻き込むの?
「良いよな、晴菜、彩月」
良くな…
「あたしは良いよ」
って彩月!?良いの?
「良いよね?晴菜」
「……はぃ」
目が、怖すぎる。
てか、彩月ってこう言うの好きだっけ?
どういう風の吹き回し?
「じゃ、三谷くん、紅さん、神谷さん、よろしくお願いします」
先生は教卓を降りて後ろの開いている席に座った。
えっ?
まさかと思うけど…
「晴菜、彩月、前行くぞ」
やっぱり行くの?先生、なんか指示出そうよ。
しかも先生若いから制服着たら学生に見えちゃいそうなんですけど?