初恋メモリアル
「奈々!」

私は肩を叩かれ、振り返る。

そこには、いつもの双葉の笑顔があった。

「今日転校生来るんでしょ?」

転校生、かぁ・・・・

双葉は明るい笑顔をのぞかせて言う。

「かっこいい人だといいなぁ。」

「バーカ、んな訳ないだろ。」

双葉の頭をコツンと叩く長い指。

「陽太。慎。」

陽太と慎が立っている。

いつもの4人が、また揃った。

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