初恋メモリアル
私、陽太、慎、双葉はいつも一緒にいる。

四人でいると、何か安心できるし笑顔でいられるんだ。

「奈々、ボーッとしないの!」

みんな、明るくて面白くて、すごく大好き。

でも・・・

でも、たまに不安になる。

みんないつか、私を置いて何処かへ行ってしまうんじゃないかって。

「奈々ってば!」

双葉の声で我に帰る。

気づいたら、3人とももう離れた場所にたっていた。

「待って!」

私は急いで走り出す。

置いていかれないように・・・
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