花畑の中で
「ええ。婚儀の式は大切なので。」

「……どうせなら好きな人とやりたかった。」

二人は少し悲しそうな目で私を見つめた。

「美沙様……」

私は立ち上がり、森蘭丸さんの方へと振り向く。

「さっさとやっちゃいましょう!!」
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