花畑の中で
すると遠くから馬の音が聞こえた。

音のする方へとただ見つめていた。

どこかで見たことのある…ような…。

「美沙っ!!」

え…??織田さん…??

脳裏に浮かんだのは濃姫さんの言葉…。

私を利用という言葉。

わかってた。だって関わりのない私を

正室になんてするわけないと…。
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