花畑の中で
少し顔をあげてみるとそこには織田さんがたっていた。

そして強く抱きしめる。

「…心配、したんだ。」

声が少し震えてた。

織田さんらしくない。

「何故、城を出た??」

「……あなたは……私を利用しているのでしょう??」

驚く顔へと変わっていくその表情がより心の痛みを強くさせる。

< 159 / 218 >

この作品をシェア

pagetop