花畑の中で
「それが織田さん…??」

静かに頷き、昔を思い出しているのか遠い目をしていた。

「……今の私がいるのは、御大将様のおかげです。私はそのご恩を返そうと思い、一緒あの方についていこうと思ったのです。」

……そうだったんだ。

そう考えると納得する部分が出てきた。

私と徳川さんだけが理解できて森蘭丸さん達には理解してもらえないときがあった。
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