花畑の中で
「さてっ!!徳川さんが織田さんに怒られる前に、牢屋に入りますか!!」

重い扉を開け中へはいる

申し訳なさそうな顔で私を見つめた。

「……御大将様に、出してもらうようになんとかします。それまで少々お待ち下さい。」

「どうして私にそこまでしてくれるんですか??」

柵の隙間から立ち去る徳川さんの背に問い掛けた。
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